第16回在宅ケアネットワーク福岡中央研修会を開催しました。

2024年11月15日(金)、第16回研修会が開催されました。

「褥瘡をみて、管理方法を考える～在宅医療の褥瘡ケア～」をテーマとして、講師に済生会福岡総合病院看護係長(皮膚・排泄ケア認定看護師)の石橋好美先生をお迎えして、褥瘡についての基礎から評価や処置の手順、管理方法までを総合的にお話して頂きました。

講義では、褥瘡の病期を６つのステージに分類したNPUAP分類を通じて、創傷治癒を得るために適正化すべき治癒阻害因子を評価する手法、処置のために使用する外用薬(軟膏等)や創傷被覆材の基剤特性や作用を正しく理解することで、創の状態に応じての使い分けを行い、治癒に向けて管理することの重要性などをご教授くださいました。

また改めて、処置の手順についての解説も頂き、熱心にメモをとる参加者の姿が多くありました。

参加者の皆さまからは、「改めて褥瘡の基本からケアまでを学べて有意義な研修だった」、「同じケアや管理方法では無く、患者さまの褥瘡の創の状態やステージに合わせたやり方を再認識した」、「事業所に戻って他のスタッフに共有したい」などの感想をいただきました。

これからも疾患や事例検討などもテーマに研修会を開催することで、地域の専門職の知識や技術のレベルアップに繋がると考えています。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

※予定しておりました懇親会は、運営側の都合により急遽中止とさせて頂きました。申し訳ございません。

事務局/花田雅之　　　　

代理投稿：世話人/後藤大輔　会場：医療法人福岡桜十字桜十字福岡病院(WATANABE631)